バイクで行こう!キャンプツーリング! |
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〜シュラフ(寝袋)の話〜 |
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シュラフの種類 | 値段の差は? | 使用可能温度域の落とし穴 | アフターパーツ | ||||||||||||||||||
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シュラフの種類は大きく分けて2種類あります。 1つは筒型といって・・・まあ、文字通り筒の形をしています。 もう1つはマミー型です。マミーとはミイラのことで、 眠っている姿がミイラに見えるところから名前が付いたとか。
筒型は安価でファミリーキャンプ向けや車中泊向けのものが多いです。 マミー型は、紐を締めれば鼻と口しか外に出ないので、 寒さに強いです。 シュラフは、安い物だと1000円前後が底値で、高い物は数万円になります。 大きな違いは、素材が違います。主に化学繊維と羽毛の2種類があります。 ★化学繊維 長所・・・安価、自宅で洗える。 短所・・・重い、大きい。 バイクでツーリングすることを考えると、なるべく小さくコンパクトになる物を選びたいです。 そうなると大きい、重い、という短所は無視できません。バイクの積載力との兼ね合いになります。 夏用なら安価でコンパクトの物もあるので、探して見てください。冬用は大きいのでちょっと・・・。 ★羽毛 長所・・・軽い、コンパクト 短所・・・高価、自宅で洗えない。 化学繊維のシュラフと間逆です。大きな短所はやはり高価なことです。しかし手入れ(保管)をしっかりすれば、 簡単にはヘタらないので、予算があるなら羽毛も一考の価値ありです。冬用は化学繊維だと大変がさばるので、 羽毛にした方が良いと思います。・・・あ、そもそも冬にキャンプツーリングする人が少ないか(汗) でも、冬のキャンプって道具をそろえれば、夏のキャンプよりずっと快適で楽しいよ! シュラフには、快適睡眠温度域と使用可能温度域の2つの数値で性能を表しています。 ★快適睡眠温度域・・・下着の格好で6時間以上ぐっすり眠れる温度の領域。 ★使用可能温度域・・・疲労を回復させるのに必要な6時間の睡眠が可能な温度の領域。 でも、私の経験上、快適睡眠温度域を下回ったら、もう無理です!寒すぎです!寝れません、本当に。 個人差はあると思いますが、使用可能温度域が0℃のシュラフを持って、3月の四国ツーリングに行った友人は 「寒くて死ぬかと思った。」っと言ってました。使用可能温度域?言い方がヌルイです。 『かろうじて死なない温度域』です。鵜呑みにして冬のツーリングに出かけると、痛い目にあいます。 それからマットの性能によっても、保温性や快適性は大きく左右されます。 個人差はあると思いますが、私が実際使用しているシュラフと、 知り合いが使用しているシュラフを下に掲載しておきます。 そのシュラフの感想も書きました。参考までにどうぞ。 ●お手軽!ファミリー用シュラフ! 〜侮れない格安シュラフ〜 ホームセンターで売っている一番安いシュラフです。私は21歳の時、この寝袋を持って原付で日本一周しました!マジです! そう、約2ヶ月の間、ずっとこのシュラフで寝ていたので、このシュラフの事はよく分かっているつもりです。 期間は7月上旬〜8月後半でした。7月の北海道では10℃以下の極寒で凍え、8月の鹿児島では猛烈な暑さに 苦しみました!でも、わたしは今、ちゃんと生きてます。このシュラフは気合と根性とバカさがあれが、 10℃〜35℃まで耐えるすごいシュラフなんです!980円、なめるなよ! ・・・まあ、実際は15℃を下回ると相当寒いです。また、25℃を超えると暑くて入ってられません。 快適な時期は、初夏と初秋です。材質は化学繊維の為、パッキングサイズが38×20と大き目でここは残念な所です。 しかし過ごしやすい時期に、一泊〜二泊程度のキャンプツーリングなら、十分こなしてくれます。
↑2007年7月、日本一周中。バイクはjazz。 ●スパイラルダウンハガー#2 〜関東の冬はこれがあれば大丈夫!〜 モンベルのスパイラルダウンハンガー#2を購入したのは、2009年の秋でした。私はこの頃から 冬でもキャンプツーリングがしてみたいと思い、このシュラフを購入しました。 スペックは快適睡眠温度域が-4℃、使用可能温度域が-15℃です。 11月中旬の岐阜の某所でキャンプしました。マットはモンベルのエアーマット、シュラフはコレを使いました。 朝の気温は4℃、地面はアスファルトでした。朝方、若干足が冷たく感じましたが、しっかり熟睡できました。 5月のGWに、長野県の戸隠へキャンプに行きました。マットはモンベルのエアーマットでインナーと シュラフカバーをシュラフに装備しました。キャンプ場のおじさん曰く、その日は-5℃になったそうですが、 とても快適に過ごすことが出来ました。シュラフカバーとインナーがあれば、 関東の冬(平地に限る)は怖くありません! 冬用ですが、夏の北海道、関東の10月〜5月はこの寝袋を使用しています。
●スパイラルダウンハガー#3 〜春、夏、秋の3シーズン用に最適〜 知人が使用しています。とりあえず3℃くらいまでは、耐えられるようです。 しかし、モンベルのシュラフはコンパクトだけど、高いなぁ・・・。 使ってる人もたくさん見かけるから、良い物なんだろうけど、気軽に始めるなら キャンプ用品の専門店でお店の自社ブランドの5,000円〜10,000円くらいのシュラフでも 問題ないと思うけどなぁ。ただ、あまりコンパクトにはなりませんが。 積載はキャンプツーリングの悩みどころではありますが、考えたり悩んだりするのも、 楽しい時間だと私は思います(^^)
シュラフ一枚だけでは温度調節に限界があります。夏でも雨が降ったりすると、山間部では寒くなることがあります。 そんな時に夏用シュラフ一枚では、着込む以外に方法がありません。そんな時にインナーや シュラフカバーがあれば、温度を調節することが出来ます。インナーとカバーの利点はコンパクトになる所です。 必要なければバッグの奥にしまっとけばいいのです。小さいので邪魔になりません。 ●ウォームアップシーツ(モンベル) 〜小さいけど効果は抜群!〜 モンベルのインナーです。薄手でリーズナブルですが、保温性は抜群です。 夏場の平地なら、これ一枚で寝袋代わりにもなります。畳むと15cmくらいになるので邪魔になりません。
●スリーピングバッグカバー(モンベル) 〜雨や結露からシュラフを守る冬の必需品〜 モンベルのシュラフカバーです。 正直、私はこの商品は使ったことが無いのですが、無名メーカーの同じくらいの値段の物を使用しています。 保温性も向上するのですが、撥水性に優れているので、雨の日は安心感が増します。 シュラフが濡れてしまうと、なかなか乾かない上に、本来の機能を失ってしまいます。 結露しやすい冬のキャンプには必需品です。
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